相続・資産税コラム
2012年09月02日 第11回 路線価とは
相続税路線価とは、国税庁が相続税や贈与税を算定する際に基準とする土地の単価のことです。都市部の道路ごとに設定されており、1㎡当たり千円単位で表示されています。
また、路線価図とは、道路ごとに路線価を表示した図面のことです。路線価図には、土地単価だけでなく、借地権割合や貸家建付地割合なども表示されています。道路の丸印の中の数字が単価、記号が借地権割合です。
路線価は国税庁のホームページで調べることができます。 路線価は、それぞれの土地が接する道路ごとに単価が出ているので、ご所有の土地のおおよその価格が知りたいときには参考にすると良いでしょう。私の実家の前の道は、ちなみに58千円、借地権割合が30%です。
現在、相続税路線価は、公示価格のおおむね80%を目安に定められているため、路線価を0.8で割り戻せば、その土地のおおよその価格が求められます。
私の親の土地は、90坪ですので、
58千円×300㎡(約90坪)÷0.8=21,750,000円が実勢価格となります。
※これは、概算ですのでご注意ください。